こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
本記事では火災保険の保険金額の設定基準である
新価・時価についてどちらがおすすめか、そしてその理由は何かを説明いたします。
※新価・時価の違い、それぞれの概要については別記事にて説明しておりますので、新価・時価の違いがよくわからない方はそちらの記事をご参照ください。
結論を先に申し上げると、
個人的な推奨は圧倒的に「新価」です。
特に個人用住宅の場合、時価設定は全く推奨しません。
理由は以下の通りです。
「保険の対象である損害が発生した場合でも住居・家財は買い替え・再取得がマストであるが、時価基準では受取保険金が不足するため自己負担額が必ず発生し買い替え・再取得が満足に行えなず、生活に支障をきたす場合が発生するため」
細かく解説していきます。
・住居・家財は買い替え・再取得がマストである。
例えば、住居が火災で全焼した場合、まず多くの方は建て替えることを第一に考えると思います。
自動車や携行品等の損害と違い、買い替え・再取得不要と考える方はまずいらっしゃらないと思います。
再取得が必要ということは、そのためには費用がかかるということです。
そして火災保険はその再取得にかかる財源となります。
・時価基準では受取保険金が不足し、自己負担額が必ず発生する。
別記事で記載いたしましたが、時価基準ではほぼ確実に自己負担額が発生します。(受取保険金も新価に対し一定の比率で削減され、不足するためです。)
詳細については別記事をご参照いただければと存じますが、
万が一に備えるはずの保険で、万が一の際に受取保険金が不足するというのは個人的には本末転倒だと考えております。
・買い替え・再取得が満足に行えず、生活に支障をきたす
自分の住居である自宅が被災したものの受取保険金が不十分で
買い替え・再取得のための費用を捻出できなくなると、当然のことながら購入や工事が行えません。
自分の住む家が復旧するのがどんどん遅れていきます。
被災してしまうと仮の住まいとしてホテルや一時的に賃貸に住むことが考えられますが、それらの費用も復旧が遅れれば遅れるほどに大きな負担となってしまいます。
修理費の捻出と仮住まいの賃料が二重で負担になってしまうのです。
早く修理をすることは最終的には自分で支払わなければならない各種の費用を抑えることにつながり、最大の費用削減に寄与するとともに、被災により崩れてしまった生活をいち早く再建させるための一手となるはずです。
そのためには火災保険を新価設定しておき、有事の際には不足なく保険金を受け取れる条件に整えておく必要があると考えます。
以上3点が火災保険では保険金額は「新価」を推奨する理由となります。
いかがでしたでしょうか?
皆さんの保険の知識向上とそれによる災害等への自助の向上に寄与できれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
本記事のような火災保険の保険金額の設定基準の推奨も含め、
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